私たちは新聞配達で培ったつながりを活かし
地域の暮らしをより豊かにする
事業を展開しています
様々な職種の多様なスペシャリストを
ご紹介します
大学で東京へ行くも就職は松本の広告代理店へ。
演劇には全く興味がなかったが、「おもしろいから!」と後輩に引っ張られて観劇したのが第5回まつもと演劇フェスティバル「新宿梁山泊」の舞台でした。
当日会場であるあがたの森公園へ行くと、広場に手作りのテントが設営されていました。
テントで芝居をやるだけでも常識外れだが、演出や構成やラストシーンなど、とにかく度肝をぬかれ、35年以上たった今でも覚えているくらい、すさまじく面白かったんです。
自分もこれをやろう!と思ったのが演劇の道に足を踏み入れたきっかけです。
団員を集め、自分たちでやれるようになるまでに3年
さらに3年後にテント芝居をやれるところまでこぎつけました。
そんな風にして演劇にどっぷりのめりこみ、演じるだけでなく、劇作家やプロデュース、まつもと演劇連合会会長、全国小劇場ネットワーク理事など、様々な役割から松本市の演劇を盛り上げてきました。
劇作家として作品を作るときには“演劇を通して何を伝えたいか”、“どうすれば伝わるか”を意識しています。
既成の台本だと、劇団の人数や年齢、性別と合わない事も多々あり、毎年1本のペースで作品を生み出しています。世の中や社会に対して思っている事、ひっかかった事を題材にすることが多いです。
全国小劇場ネットワークという民間小劇場の運営者による全国的なネットワークがあり、そこに加盟している47劇場の中で、特出して大きいのが私が支配人を務めている上土劇場です。
200人以上収容できる規模の劇場を、維持している。しかも民間企業が、というのが特殊で、全国にある小劇場の中でも一目置かれる存在です。
まつもと演劇連合会には23の劇団が所属しているが、内側から興すところがないと廃れていくのが演劇。長野市には2-3劇団しかないし、上田市は0。松本がいかに演劇の街なのかがわかります。
中核になる所があって、働きかけをし続ける必要があるし、演じる場所である劇場も必要。
そんな中核として名前があがる人の一人が弊社信毎松本専売所会長の西堀氏。
演劇フェスティバルの中核メンバーであり、ピカデリーホール(現:上土劇場)を買い取ったときに「演劇の舞台として使えるか?」と声を掛けてくれたのが30年前。
そこからは必死に年一度の演劇祭を開催し、今年で28回・・
連合会もその時から組織化していったので、西堀会長がいたというのは松本市の演劇にとってとても大きなこと。
西堀会長らが灯してくれた火を、演劇祭やぴかぴか芝居塾(今年22回目を迎えた全8回で発表会を目指す初心者大歓迎の演劇ワークショップ)などを通して、燃やし続けていきたいです。
第一に上土劇場は、気軽に発表できる場としてこれからもあり続けたいです。
下北沢に同程度の規模のホールがあるが、そこと比べて10分の1程度の費用で利用できるのが上土劇場。
気軽に発表出来て、気軽に観に行けることでより演劇が身近になると思うので、この利用しやすさは維持していきたいです。
第二に高校演劇の支援も続けていきます。
高校生演劇の全国大会の出場資格は甲子園より厳しい全国12校という狭き門だが、2025年は美須々ヶ丘高等学校が出場を決めました。
美須々ヶ丘高等学校演劇部は上土劇場でも公演したことがあり、劇場で演じたという経験は強いです。今後も教育関係の力になっていきたいと思っています。
第三に国際化していきたいとも思っています。
海外の劇団を誘致したり、こちらから出かけたり。「2026年東アジア文化都市」の国内都市に松本市が選ばれたこともあり、日中韓の文化交流をしたいし、ゆくゆくは国際的な演劇祭をして松本市のブランド力を上げたいと思っています。
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株式会社信濃毎日新聞松本専売所
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