Top » 新聞の音読 » 効果を高める4つのポイント

「新聞トレーニング」の効果を高める4つのポイント

なぜ音読するなら午前中がいいのか、朝食を食べてからの方がいいのか、と疑問に思う人もいるかもしれません。でも、どれも科学的根拠に基づいたもの。効率よくトレーニングをして、最大の効果を上げるために、4つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1 好きな欄を読む

脳は楽しいことが好きなので、新聞の中でも自分が興味のある欄を音読すると、より活発に働いてくれます。また、脳は新しい刺激に対してもよく働くので、いつもはあまり読まない欄を音読するのも効果的。このときも嫌々でなく、「興味を持って読む」とより効果的です。

ポイント2 朝刊を午前中に読む

新聞は、夜、音読するよりも、午前中に音読するほうがおすすめです。頭がよく働くのは午前中だからです。これは、人間の体に刻まれている「生体リズム」と関係があります。生体リズムによると、脳が最もよく働くのは就寝時から約10時間後。11時に寝れば午前9時ごろです。そこをピークに少しずつ下がっていき、夜にはあまり働かなくなります。そのため「音読するなら午前中」というわけです。

ポイント3 朝食を食べてから音読

脳を働かせる唯一の栄養源はブドウ糖。しかし、脳はこのブドウ糖を蓄えておくことができないため、目覚めた朝の脳は腹ペコ状態です。せっかく音読するなら、ブドウ糖をしっかりとって、脳に栄養を補給してから行ったほうが効率的なのです。ブドウ糖は、炭水化物が分解してできるため、炭水化物の多い食品、ご飯やパン、果物などを朝食にとるとよいでしょう。

ポイント4 「週末ごとの脳チェック」をする

「トレーニング前の前頭葉テスト」は、現在の脳の働きを調べるテストですが、「週末ごとの脳チェック」としても利用できます。一週間でどのくらい変わったか、このテストで調べてみましょう。チェックすることで、やる気も上がり、継続しやすくなるはずです。

生体リズムは午前中が高い
朝食のおすすめ食品