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紙面で文字探しゲーム 自然に文字を覚える効果

江口千幸さん(松本市)

名前探しゲームをする子どもたち

 新聞を子どもとのゲームに活用している江口千幸さん。千幸さんが新聞から質問を出し、子どもたちが答えを紙面から見つけるというもの。答えるのは龍馬君(9歳)と、さくらちゃん(7歳)。

 例えば、紙面から「の」という字をいくつ探せるかという「文字探し」。「ポケモン」という文字を1字ずつ探していくようなこともある。
 「ブタ」「ウシ」「ネコ」などといった自分が知っている文字を探させる「動物探し」。単語をしりとりにしていく「一人しりとり」など。これ以外にも「ミニミニ運動会」と名付け、さまざまな遊びを考え、家族で楽しんでいる。

 「文字が覚えられるから、楽しい」と龍馬君とさくらちゃん。知らない文字でも必死に覚えようと、千幸さんに「教えて」とせがむことも多いという。
 「ゲームをやるようになって、子どもたちの文字を覚える力がついたように感じます」と千幸さん。

 松本のお祭りで、新聞を使った文字探しのゲームがあったそうだ。参加した子どもたちの喜ぶ姿を見て、それをヒントに千幸さん流に発展させた。
 「新聞を使ったゲームは工夫しだいでいろんな遊びができます。安上がりで、外に出られない時でも十分に楽しめるから、ぜひほかの人にも勧めたいですね」

 千幸さんはご主人の都合で平成17年4月に、住み慣れた松本から生まれ故郷の三重県に引っ越した。「大好きな松本の思い出に、受賞が花を添えてくれました」と話す千幸さん。どこに行こうとこれからもきっと新聞のゲームを続けていくことだろう。