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古紙を使って畑の除草 大豆で味噌づくりに挑戦

小川鈴江さん(高森町)

新聞紙で除草した大豆畑

 高森町の保育園で園長をしている小川鈴江さん。新聞紙を畑に敷いて、大豆の畑の除草に使うことを考えた。

 小川さんは、味噌づくりを習ったのを機に、大豆づくりを思い立った。困ったのは無農薬栽培での除草作業。ふだんから忙しいので何か簡単で良い除草効果はないかと考えた小川さん。5年ぐらい前から、保育園でサツマイモづくりに新聞紙で除草していることに気付き、新聞紙を使うことにした。

 約3アールの畑に大豆の種をまき、芽が15センチぐらいにいなったころを見計らい、除草作業に取りかかった。折りたたんだ新聞紙を2枚重ねにし、水でぬらし、少しずつ畑に敷いた。大豆の芽があるところは、新聞紙を破き、芽が隠れないようにした。勤めが終わってからの夕方、土日を利用しての作業。畑全体を覆うには1週間ぐらいかかったそうだ。
 その結果、新聞紙で覆われた畑は雑草が生えず、11月にはおいしい大豆が育ったという。

 「新聞紙で覆う作業は大変だったけど、草を刈ることを考えれば数段楽です」と笑顔で話す小川さん。「皆さんにもぜひ活用していただきたいですね」と続ける。

収穫した大豆で味噌づくりに挑戦した。出来栄えは上々だったという。