Top » 信州・松本お国ことば » お国言葉 や行

topあ行 か行 さ行 た行な行

は行ま行や行ら行わ行

【~や】 「~や」は「~しましょや」「行きましょや」などのように、語尾にかなり頻繁に登場します。
「や」を付けることで、言ったことやそのニュアンスが強調されます。
「~や」は重荷、その前にくる「ましょ」とセットで使われることが多いようです。
【やくやく】 『わざわざ』『特別に』のこと
「やくやく、遠くから来てくれてありがとうねぇ」というような言い方をします。同じ意味合いで、「やっくら」と言う所もあるようです。
【やだくなる】 『いやになる』の意味。
上司に怒られて「もう、こんな仕事やだくなったわ」というような使い方をします。
【やっつける】 『火傷する』こと
「気をつけねえと、やけっるぞ」は、「注意しないと、火傷するよ」の意味です。
【やっつろ】 『やっただろ?』の意味。
「昨日のいたずらはお前がやっつろ?」というような使い方をします。
【やぶせったい】 『(髪の毛が)うざったい』こと。
髪の毛が目にかかりそうな時に使います。「そのやぶせったい前髪を切って来い」などという使い方をします。
【やまる】 『終わる』『やめる』こと
「祭りは、もう、やまっちまっただかい」と言ったら、「お祭りは、もう、終わってしまったのですか」という意味になります。
-ゆ-
-よ-
【よからず】 『良いでしょうに』の意味。
遅刻した人に向かって、「もっと早く来りゃあ良からず」というような使い方をします。
【よたっこ】 【よたっこぞう】 『いたずらっこ』『いたずら小僧』のこと。
「よた」とは「悪いこと」「乱暴なこと」の意味で、「うちの子はよたっこぞうで手に負えない」といった使い方をします。